top of page

新型コロナウィルス感染症について

​皆さまもご承知のように、現在、世界中で新型コロナウィルス感染症が発生し、日本においても感染の急速な拡大が進んでおり、政府から緊急事態宣言が出されました。新型コロナウィルス感染症は、ワクチンや治療法が確立されておらず、致死的な経過をたどることもあり、感染の蔓延によって、社会が危機的な状況に陥る恐れがあります。そのような状況を回避するためには、我々一人一人が正しく現状を理解し協力し合うことが不可欠であり、緊急事態宣言が出された今、それを再認識する必要があります。まず第一に我々がすべきことは、一人一人が注意してこのウィルスに感染しないこと、ウィルスを広めないことです。先ずは、不要不急の外出はしないで下さい。そして、いわゆる”三つの密”を避けて下さい。

北大の西浦教授は、人との接触を8割抑制することで、感染拡大が抑えられるとしています(数理モデルを用いた、理論上のものです)。

  • 新型コロナウィルス感染症の初期症状は、発熱、咳、鼻水、のどの痛み、等のいわゆる「かぜ症状」が多いとされています。

  • 「かぜ症状」を来す疾患は、インフルエンザ、咽頭炎、気管支炎、など、新型コロナウィルス感染症以外にも沢山ありますが、大抵は自然に治癒します。

  • 現時点では、初期症状から新型コロナウィルス感染症を診断することは困難で、すぐに医療機関を受診する特段のメリットはありません。

  • 新型コロナウィルス感染症は、多くは軽症であると言われていますが、高齢者や基礎疾患をのある方では、重度の肺炎を引き起こし、急速に重症化し、命にかかわる場合があります。今後、感染の拡大を抑えて、重症となる患者さんの発生をできるだけ抑えていく必要があります。**大曲医師のコメント(東京都記者会見より)**

  • 上記および感染経路が明らかでない、いわゆる市中感染が増えつつある現在の状況を考慮すると、いわゆる「かぜ症状」がある場合には、すぐには医療機関を受診せず、先ずは自宅で療養し、できるだけ外出を控え、他の人との接触も避けることが推奨されます。また、手持ちの常備薬や市販の感冒薬・解熱剤を服用して経過をみることもご検討下さい。

  • 「かぜ症状」等で、自宅療養する場合には、家族内での感染を防ぐよう十分注意して下さい。こちらの**8つのポイント**を参考にして下さい。

 

★★★  以下のいずれかに該当する場合は、帰国者・接触者相談センター(豊島区)にご相談下さい  ★★★

(1)風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。
 (解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
(2)強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
※ 高齢者や基礎疾患等のある方は、風邪の症状や37.5℃以上の発熱が2日程度続く場合、又は強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合

★★★  嗅覚・味覚障害と新型コロナウィルス感染症について  ★★★

日本耳鼻咽喉科学会から「におい」や「味」の異常を感じても、発熱やせき、息苦しさ、だるさがなければ、2週間の不要不急の外出をひかえながら、経過を観察して頂く旨のお知らせが出ております。詳細はこちらを参照下さい。

<参考リンク>

​​新型コロナウィルス感染症が心配なときに(東京都)

新型コロナウィルス感染症に関する帰国者・接触者相談センター(厚労省

新型コロナウィルス感染症について(厚労省​)

​​東京都感染症情報センター(東京都)

3つの"密"を避けましょう   [PDF]

家庭内でご注意頂きたいこと-8つのポイント-  [PDF]

bottom of page